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パラボックスのドールカスタム講座

分け目のないロングストレートウィッグを作る

1/3サイズ・前髪カット無しのロングストレートウィッグを作る

そのままでもきれいでアレンジもしやすい、ロングストレートウィッグを作ります。
繊維長さ50㎝の耐熱のロングストレートウエフティングと、長さ25㎝のSタイプ(どちらもウエフティングの長さは1メートル)を用意します。
ウィッグキャップは、グレーテルヘッド用なので8インチサイズのキャップです。ウィッグキャップは2個使います。

~必要なもの~
A・耐熱ウエフティング
 (長さ50㎝のロングストレート・長さ25㎝のS丈ストレート各1つ)
B・ウィッグサイズに合うサイズの発泡スチロール球(東急ハンズ等で購入)
 自作の粘土球等でも可
C・ウィッグキャップ
 8インチ(作りたいサイズに合うもの) 2つ
 本体用とつむじ部分用です


  • 【ウィッグキャップの準備】
    縫い代の見えている方(左)とひっくり返した状態(右)、左の状態にしてウエフティングを縫い付けて作ります。

  • 1.裏返したウィッグキャップを被ったときの形に固定する
    発泡スチロールの球(自作の粘土球でも何でも結構です)等、ウィッグキャップを被せるのにちょうどいいサイズのものを用意します。 発泡スチロールの球を用意したのはこのまま針と糸を使って縫製作業ができるためです。
    なければあたりを付け際だけヘッドに直に付け、縫い合わせるときは何もない状態でも大丈夫です。

  • 2.ウィッグキャップにウェフティングを縫うあたりを付ける
    ウエフティングを縫い付ける位置をマジックで線をつけます。線の間隔が短いと毛の量が多くなり、広いと毛の量が少ないすけすけのウィッグになってしまいます。頭のうずまきのある天辺の位置はウィッグキャップを斜めに被せますので、かなり前よりになります。

  • 図の黄色の部分(トップを中心にした半円)とその他の白い部分は別々に作ります。理由はトップの渦巻きを綺麗に作るためです。黄色のトップの部分には25㎝長のウエフティングを使います。その他の白い部分には50㎝長のロングを使います。25㎝長の短いウエフティングは繊維の折り目が根元にないので見た目が綺麗になります。

  • 4.下のウィッグキャップにウェフティングを縫い付ける
    まず下(ウィッグキ正面側プの縁)部分から縫い付けます。マチ針で仮止めしたウエフティング(50cm長)を端に仮止めして縫い付けていきます。写真は顔正面側の部分です。

  • 下から上にあたりに沿って縫い着けていきます。

  • 下から2/3の部分までウエフティングを縫いつけ終わりました。

  • 5.もう1つのウィッグキャップを使って、つむじの部分を作る
    頭頂部の加工に入ります。もう一つのウィッグキャップを裏返してスチロールの球に装着し、真ん中中央につむじ用の穴を開けます。

  • 6.25cmのウェフティングを縫い付ける
    頭頂分から1/3のあたり(先に作ったウィッグの続きにあたる部分)に25cmサイズのウエフティングを縫い付けます。

  • 7.つむじ部分を表側に通す
    円周状にぐるっと2週分縫い付けました。その状態でウエフティングを束ねて、(4)で中央に開けた穴から繊維の束の先端部分を通して毛束をウィッグキャップの表側に持っていきます。

  • 毛束をウィッグキャップの表側にもっていった時の画像です。

  • 8.つむじ側ウィッグキャップの不要な部分を切り取る
    (左)ひっくり返した裏側からみた画像です。 不要になったウィッグキャップの下部分を全て切り取って捨てます。

  • 9.2つのウィッグキャップを縫い合わせる
    最初に作っておいたウィッグキャップに既にウエフティングを縫い付けてある方に、頭頂部分の今作っているものをあてがって、マチ針で仮止めします。毛束は邪魔にならないようにクリップでとめてまとめておきます。

  • 10.頭頂部にウェフティングを縫い付ける
    頭の天辺の毛束以外の部分に25cm長のウエフティングを、最初と同じように5㎜~1cm間隔で縫い着けていきます。

  • 頭頂部までぐるっと周回させるように縫い付けました。

  • 11.つむじを広げる
    頭の天辺の束を360度均等になるように開きます。頭のつむじが出来ます。このとき、ウィッグの毛束全体を下できつめに絞るように押さえておきます。

  • 12.つむじを整える
    つむじの上からアイロン(耐熱の場合は150度程度/トヨカロンの場合は80度)で上に跳ねないように熱加工します。

  • 完成です

  • どこからみても綺麗な状態になっています。

  • 前髪を自然な分け目をつけたり、一部段をずらしたりして、お好きな形にデザインすることも簡単にできます。