エポキシパテ/シリコン/キャストを使って、複製を作る
(3) キャストを使って複製を作る

ちょっとしたパーツだけでなく、粘土やパテで造形した原型を、シリコ-ンゴムとキャストを使って複製するのは、こつを覚えれば意外と簡単で楽しいカスタムワークです。ここでは、PARBOXが作業用に使っている、シリコ-ンゴム(ワッカーシリコン)、レジンキャスト(ウェーブ)を使って、簡単な小物作りを通して、手順を説明します。

*現在PARABOXで販売しているキャストはワッカーのレジンキャスト(アイボリー)です。
ノンキシレンタイプで刺激臭がなく、総合的に優れています。(カスタム説明に使っているハイキャストは、PARABOXでは販売していませんのでご了解ください。使用方法などは全て同じです。)

 


シリコーンゴム

キャスト

型取り用として最も一般的に使われている旭化成WACKER(ワッカー)シリコンです。
低粘度で流動性に優れ、手攪拌作業が容易。
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最もポピュラーなポリウレタン系注型剤。ノンキシレンタイプだから刺激臭がなく助かります。A剤とB剤を混合してシリコーンゴムの型の中に流し込めば、簡単にキャスト複製が取れます。お求めはこちら

※化学反応を起こす材料を使うので、換気のいい場所でマスクや手袋を必ず装着して作業をする必要があります。
また、アレルギーのある方は特に注意が必要です。
<作業で使う道具>
キャスト以外に、
ディスポビーカー大小(容量に応じて)2個、
1g単位で計れる軽量機、攪拌用の棒、カッター、手袋、防塵マスク、等
1:注入口、エア抜き口が完成したシリコーン型を用意します。
2:注入口を上部にして準備します。
3:両型が離れないように輪ゴム等で固定します。
4:シリコーンゴムは弾性のあるゴムだから歪みが発生します。シリコーン型を作る際に、外枠ブロックの高さをシリコーン型の厚みより倍ぐらい高くしておき、シリコーン型の外側に石膏板型をサンドイッチ方式ではさめるように一緒に作っておくと便利です。
5:真ん中の2枚がシリコーン型、それを石膏板で挟みこんで歪まないように固定してします。輪ゴムで固定すればokです。

6:ハイキャストのA剤を必要量だけディスポビーカーに入れます。必ずグラムで比重計算して必要量を出してください。ハイキャストはA剤とB剤各1:1ですが、容積ではなく重さで図ります。

7:B剤を別のディスポビーカーに入れます。

8:B剤をA剤に素早く入れます。
9:キャストを混合すると硬化が始まります。なるべく素早く攪拌します。そのまま放置しておくと、白く白濁しながら硬化する様子が分かります。10分も経つと硬化してしまいます。 10:素早く混ぜたら、注入口からこぼれないように注ぎます。慌てる必要はありませんが、なるべくすばやくやりましょう。 11:しばらく経つと注入口、エア抜き口から注ぎ込んだキャストが溢れてきます。中に空気が残らないように、軽くトントンと底をたたいて空気が残っていないか確かめましょう。
12:注ぎ込んだ直後の状態。透明な液が見えています。
13:硬化が始まると、次第に白い塊になり、熱が出ます。シリコーン型の上から触ると、熱が伝わってきます。
かちかちに固まるまでしばらく待ちます。
14:両型を離して開いて見ます。注入口から穴を通ってエア抜き口までキャストが行き渡っていると完成です。
15:熱があるうちは、まだ弾性があり曲がってしまいます。しっかり固まるまでしばらく待って、複製を取り出します。
画像は、シリコーン型の隙間にキャストが染み出し、バリが出来ていますバリや不要な部分をカットして完成です。
   

(ご注意)
この頁で紹介している方法は、ボディ及びドール製造メーカーの承諾なしに行っております。予めご了承下さい。
尚、この頁を参照されたお客様が実際にカスタムされた際に起こった事故や補償には一切責任を負えません。

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